【一般講演】 高温素材プロセッシング ［9/12(木) PM 第6会場］

[3608-14-07] Ni優先還元プロセス開発における鉱石種の還元特性への影響調査

○劉 江¹、鈴木 亨紀¹、井関 隆士¹ (1. 住友金属鉱山株式会社/技術本部/新居浜研究所)

司会：村田 敬（早稲田大学）

キーワード：ニッケル酸化鉱、還元反応、鉱石種

当社では、Ni酸化鉱からフェロニッケルを回収するプロセスであるNi優先還元法の開発を進めている。この技術は熱力学的にNiがFeより優先的に還元される傾向を利用し、Niを可能な限り完全に、そしてFeを部分的に還元することによって高いNi品位のメタルを得ることを目指している。鉱石中には針鉄鉱（Goethite）や蛇紋石（Serpentine）などの化合物が含まれNiやFeの還元性は化合物によって異なると考えられる。そこで今回、Ni酸化鉱のリモナイトとサプロライトに注目して還元速度について調査したため報告する。