一般社団法人資源・素材学会 2025年度 春季大会

講演情報(2025年2月5日付 確定版)

一般講演

【一般講演】湿式素材プロセッシング  [3/13(木) AM 第3会場]

2025年3月13日(木) 09:00 〜 11:35 第3会場(6号館 3階 635)

司会:安達 謙(東北大学)、安田 拓海(京都大学)

●湿式素材プロセッシング:湿式製錬,リサイクル,水溶液をはじめとする溶液系での新素材の製造に関する反応,電解もしくはバイオリーチングなどについてその熱力学・速度論などの学問的議論を行う。

<発表:20分中、講演12分、質疑応答8分/1件>

10:35 〜 10:55

[2K0301-07-05] 硫化物イオン含有アルカリ溶液からのアンチモン電析に関する基礎研究

○谷ノ内 勇樹1、田中 浩陽1、髙野 智暉1、中野 博昭1 (1. 九州大学)

司会:安田 拓海(京都大学)

キーワード:アンチモン、電析、アルカリ浴、硫化物イオン、分極測定

アンチモンの分離回収や固定化には、湿式法が利用されることが多い。この湿式処理を行う溶液系としては、アンチモン酸化物の溶解性などの観点から、硫化物イオンを含むアルカリ浴が用いられることがある。本溶液系からのアンチモンの電析回収も産業的に行われているが、電極電位を制御した上での電析挙動の調査はほとんど報告がなく、反応現象の学術的理解の進展が望まれる。以上の背景を踏まえ本講演では、Sb(III)と硫化物イオンを添加した水酸化ナトリウム水溶液中での分極曲線の測定など、アンチモン電析に関する基礎調査の内容を紹介する。

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