11:00 〜 11:20
[3K0401-07-05] アルカリ溶液を用いた石灰質材料への炭酸ガス固定化プロセス
司会:晴山 渉(岩手大学)
キーワード:CO2、湿式プロセス、循環利用、キレート剤、炭酸塩
CO2を石灰質材料(廃コンクリート、スラグ等)と反応させることで固体の炭酸塩とする炭酸塩鉱物化は、高付加価値の水素を使用せずCO2ガスを安定な固体として処分・再利用できることから、カーボンニュートラル社会の創造に寄与する技術として注目されている。一方で、本技術はその性質上、可能な限りエネルギーや廃液量を抑えた操業が望ましい。そのため、加熱や加圧、pH調整を極力使わず反応を促進可能な手法として、アルカリ溶液をCO2キャリアとして循環利用する炭酸ガス固定化プロセスを考案した。
本検討では、基礎的検討として、製鋼スラグをCa源として用いたCO2ガス固定化検討を実施した。製鋼スラグには、転炉スラグと電気炉スラグを用い、組成や鉱物相分布といったキャラクタリゼーション評価を実施後、ラボスケールにてCO2ガス吸収液と反応させた。その結果、転炉スラグにて特に高い反応性を示し、3時間で転炉スラグ中のCaの約40%、24時間で約60%を炭酸塩鉱物として反応させることに成功した。
本検討では、基礎的検討として、製鋼スラグをCa源として用いたCO2ガス固定化検討を実施した。製鋼スラグには、転炉スラグと電気炉スラグを用い、組成や鉱物相分布といったキャラクタリゼーション評価を実施後、ラボスケールにてCO2ガス吸収液と反応させた。その結果、転炉スラグにて特に高い反応性を示し、3時間で転炉スラグ中のCaの約40%、24時間で約60%を炭酸塩鉱物として反応させることに成功した。
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