資源・素材2025(札幌)

講演情報(2025年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 最新の採掘技術に関するトピック [9/2(火) AM  第1会場]

2025年9月2日(火) 08:45 〜 12:00 第1会場 (C棟2階212)

司会:佐藤 晃(熊本大学)、森山 浩(石灰石鉱業協会)

●石灰石鉱山をはじめとする採掘技術に関する最新の技術や関連する研究成果の発表を通して,新たな技術開発の知見を交換しする場を提供する。また,この企画発表を通して技術者および研究者どうしの親睦をはかり,新たな採掘技術発展のための知識を集約する。

<発表:20分中,講演15分+質疑応答5分/1件>

09:50 〜 10:10

[1101-09-04] 石灰石長距離輸送コンベア更新工事について

○西田 雄一郎1 (1. 明星セメント株式会社)

司会:佐藤 晃(熊本大学)

キーワード:資源品最大活用、石灰石、鉱山

田海鉱山は新潟県西端の糸魚川市に位置し、年間約200~250万tの石灰石を採掘している。鉱山で採掘された石灰石はベルトコンベアにより、田海鉱業所へ輸送され、破砕・選鉱作業を行う。その後、各製品は鉱業所とセメントを生産する糸魚川工場を結ぶ約6kmのケーブルベルトコンベア(以下、CBCという)により輸送される。CBCは、長距離輸送機としては国内で唯一稼働している特殊タイプの索道式コンベアであるが、設置から60年が経過し老朽化が著しく、安定操業上のリスクとなっていた。
 当該CBCの更新は、1997年頃から増産対応と老朽化対策のため更新を検討していたが石灰石製品の供給責任のため、長期CBCを停止することができず更新工事を断念していた。
 現在、田海鉱山は鉱山の隣接地を再開発工事中であり、高品質で豊富な石灰石資源の長期的な活用に加えて、今後の石灰石製品の潜在需要に対応すべく拡販を計画しているが、CBCの輸送能力に制約を受け現状以上の出荷が出来ないことから輸送能力アップも企図し、2024年度にトラフキャリア式コンベアへの全面更新工事を実施した。本発表では、当該更新工事の概要について報告する。

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