○Ayaka Hashimoto1, Hideki Yamamoto1, Takuya Takahashi1, Aiu Ono2, Hidetake Matsui3, Toru Takano4
(1. Chi-ken Sogo Consultants Co., Ltd., 2. OYO Corporation, 3. TAISEI Corporation, 4. CTI Engineering Co., Ltd.)
司会:小山 恵史(九州大学)
Keywords:Carbon neutral, CCUS, Geochemical modelling, Carbonate mineral, Life time prediction
2050年までのカーボンニュートラル実現に向け,政府だけでなく,企業も価値向上,CSR等,脱炭素化をベースとした経営や技術開発が求められている。本研究では,非鉄金属系休廃止鉱山の廃坑道に着目し,CO₂固定能力を有する低炭素型材料を充填することで,坑廃水負荷の低減や中和殿物の減容化と,CO2を資源としてとらえて再利用するカーボンリサイクルに資する技術の確立を目指している。休廃止鉱山の坑廃水処理事業に付加価値として, CO2固定の概念を導入するにあたり,充填材中のCO2固定後の固相,つまり炭酸塩鉱物の安定性の評価が求められる。したがって,充填材中に固定化された炭酸塩鉱物が地下水と接触し,溶解した場合や平衡状態に達した場合の経過年数を寿命と定義し,その予測手法として,地化学モデリングを利用した評価手法を提案した。これによって,休廃止鉱山に限らず低炭素型材料を用いた地下空間への充填事業を行う際に,CO2固定可能寿命を算出することが可能となった。今後は,本予測手法が,CO2固定に関する事業概略設計を行う上での工事費の概算や維持管理におけるメンテナンスサイクルを設定する根拠になると考えられる。
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