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[1501-07-06] スカンジウムの高効率分離法開発を目指した基盤研究(2)
司会:助永壮平(東北大学)
キーワード:スカンジウム、化学形態、錯生成定数、塩化物イオン、硫酸イオン
スカンジウムは地殻中の平均存在量自体は22ppmと稀少ではないが、希釈分散されて存在しており鉱物の産出は稀であることから高価なレアメタルとなっている。このためScの高効率分離法開発が期待されるが、そのための基盤的化学情報となる塩酸中や硫酸中でのSc化学種形態や分布については、未だ明確ではない部分がある。そこで本研究では、新規分離法開発のための第一歩としてSc(III)イオンと塩化物イオン、または硫酸イオンとの錯生成定数を放射性同位体トレーサーである46Scを用いた溶媒抽出法により決定した。これらの錯生成定数の報告値は1960年代に導出されたものであり、活量係数の取り扱いなどで現代の溶液化学と扱いが異なる部分があるため検証を行った。溶媒抽出には抽出試薬としてテノイルトリフルオロアセトン(TTA)を用い、溶媒としてキシレンを用いた。得られた塩化物錯体および硫酸錯体の生成定数を熱力学データベースに収録されている文献値と比較し検証する。
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