資源・素材2025(札幌)

講演情報(2025年8月7日付 確定版)

若手・一般ポスター発表

【ポスター発表】プロセス・素材分野 [9/3(水)  PM ポスター発表会場]

2025年9月3日(水) 13:00 〜 16:00 ポスター会場(フロンティア応用科学研究棟2階ホワイエ)

13:00 〜 14:30

[P029B] 廃LIB液中破砕物のリーチングにおけるAl集電体の前処理工程の検討

○大塚 朗頼1[修士課程]、安田 幸司1、宇田 哲也1 (1. 京都大学)

キーワード:リチウムイオン電池、リサイクル、破砕物、湿式処理、リーチング

使用済みリチウムイオン電池(廃LIB)の新たなリサイクル手法として、我々のグループでは窒素雰囲気下、石灰水中で切断・破砕するプロセスを提案している。本プロセスでは、廃LIB中の活性なLiを水中で安全に失活することができる。廃 LIBには Li, Co, Niなどの有価元素が正極材に含まれており、現状のリサイクルプロセスの多くでは、焙焼後に物理選別を施してから酸リーチングを行うことで、これらを回収している。一方で我々のプロセスでは、電極に結着したままの正極材と負極材を直接リーチングすることで、より簡便で、また元素の回収率の点でより効率的なプロセスを構築することができる可能性がある。ただし、正極集電体のAlが同時に溶出すると、後段の工程で有価元素の回収率の低下などが課題として予想される。そこで、本研究では、廃LIB破砕物のリーチング工程の前処理として、Alに耐食性を付与してその溶解を抑制する手法と、逆にAlのみを事前に溶解除去する手法のいずれがより適切であるかを検討するため、両者に関して実験的に調査し、その結果を報告する。

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