MMIJ 2025, Sapporo

Presentation information (2025/08/07 Ver.)

Poster presentation session

(Poster session) Processing & Material

Wed. Sep 3, 2025 1:00 PM - 4:00 PM Room-poster (Foyer, Frontier Research in Applied Sciences Building 2F)

2:30 PM - 4:00 PM

[P040B] Removal of Iron, Nickel, and Tin from Copper by Oxidative Refining using B2O3 slag

○Yuto Araki1[Student presentation: Master’s course], Takashi Murata1, Katsunori Yamaguchi1 (1. Waseda University)

Keywords:Pyrometallurgical refining, High temperature processing, Copper refining, Recycling

現在,使用済みの銅製品の多くは銅精鉱とともに銅製錬でリサイクルされている。銅製錬では乾式製錬と湿式製錬のプロセスを経るため,電気銅を得るまで時間を要する。銅スクラップで不純物濃度の低い95 mass%Cu以上の銅スクラップについては,簡便な乾式精製のみで処理することができれば,リサイクルにおけるプロセスリードタイムを短縮することができる。本研究では,B2O3系フラックスを用いたB2O3-Cu2O系スラグにより,銅中のNi,Sn,Feの酸化除去と銅の回収率について,1523 Kで実験により調べた。Ni,Sn,Feを各4000 mass ppm含んだCu合金を32 mass%B2O3-Cu2O系スラグで処理することにより,91%のCu回収率でFeとSnをそれぞれ5,50 mass ppm以下に,Niは1000 mass ppm程度まで低減できることが分かった。NiはB2O3-Cu2O系スラグによる処理を4回繰り返すことにより,Cu回収率は低下するが,Niの濃度を50 mass ppm程度まで低減可能であることが明らかになった。

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