資源・素材2025(札幌)

講演情報(2025年8月7日付 確定版)

若手・一般ポスター発表

【ポスター発表】プロセス・素材分野 [9/3(水)  PM ポスター発表会場]

2025年9月3日(水) 13:00 〜 16:00 ポスター会場(フロンティア応用科学研究棟2階ホワイエ)

14:30 〜 16:00

[P042B] 硫化鉱物の種類が着火・燃焼反応へ及ぼす影響

○宇野 恭祐1[修士課程]、西岡 宣泰1、武部 博倫1 (1. 愛媛大学)

キーワード:銅乾式製錬、硫化鉱物、着火・燃焼反応、重回帰分析

電気自動車の普及などの影響で世界的に銅の需要が伸び続けている。しかし,銅精鉱の低品位化や採掘コストの増大などが課題であり,十分な供給量を維持するために,高効率な銅製錬の実現が求められている。我々はこれまでに乾式銅製錬の溶錬工程で広く使用されている自溶炉の精鉱バーナーを研究室レベルで模したドロップ炉を作製し,予熱ガス吹き付けにより瞬間的な酸化反応を実現している。本稿では,自作ドロップ炉を用いたCuFeS2/Cu2S,CuFeS2/Cu5FeS4混合硫化鉱物の着火・燃焼の評価を目的とした。CuFeS2,Cu2S,Cu5FeS4の含有量が異なる模擬銅精鉱を調合し,ドロップ炉内で着火・燃焼する様子を一眼レフカメラで観察した。急冷した試料の研磨面の微細構造をSEM-EDSで観察して,生成物の溶融状態を評価した。Cu2S,Cu5FeS4含有量の増加に伴い,燃焼の連続性及び溶融率が低下する傾向があることが分かった。模擬銅精鉱の組成と溶融した粒子の比率に関して重回帰分析を行い,銅精鉱の組成から粒子の溶融率を予測する推算式を導出した。

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