14:30 〜 16:00
[P072C] 中和殿物堆積場緑化のための植物―微生物相互作用の評価
キーワード:中和殿物、植物−微生物相互作用、酸性鉱山廃水
酸性鉱山廃水の処理により発生する中和殿物は、鉱山内の堆積場に集積されており、重金属の流出を防止するため、覆土・植栽などの措置が必要である。現行法では多大なコストや労力に加えて、覆土後の植物の定着が困難であることが課題となっている。 本研究では栄養分が少なく、重金属を主成分とする堆積場の環境下で生育する自生植物に着目した。その理由として植物から微生物への栄養供給、微生物による植物の生育促進(PGPA)等の植物―微生物相互作用が関わっていると仮説を立てた。本研究の目的は、相互作用に関するメカニズムを解明し、覆土を伴わない中和殿物堆積場の緑化を実現することである。 これまでの研究で、ヒ素を含む中和殿物の堆積場にPetasites japonicus(フキ)が自生していることが示された。本発表では、植物と微生物が中和殿物に与える影響の評価を行った。フキの重金属蓄積量を測定した結果、ヒ素蓄積能力を有することが示された。また中和殿物の組成分析を行った結果、植物が吸収可能な鉄は少なく、鉄による生育阻害の可能性は低いことが示唆された。現在、植物根圏の微生物に対し、群集構造解析やPGPAの詳細な評価を行い、微生物の植物への作用の解明を試みている。
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