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[2501-08-02] 積雪・融雪過程を考慮したタンクモデルによる浸出水量の算定精度の向上に関する研究
司会:晴山 渉(岩手大学)
キーワード:管理型最終処分場、浸出水、タンクモデル、積雪・融雪解析
管理型最終処分場において安定的かつ持続可能な運営管理を実現するためには、同処分場から発生する浸出水量の予測が極めて重要である。特に、降雨等の気象要因はその発生に直接的な影響を及ぼすため定量的な予測手法の構築とその精度向上が求められる。本研究では、気象観測データおよび最終処分場の運用データを用いて、積雪・融雪解析のプロセスを組み込んだタンクモデルを構築し、浸出水量の算定精度の向上を目的とした検討を行った。タンクモデルは比較的簡便なモデルでありながら、気象観測データに基づく浸出水量の季節的な変動を効果的に再現することができた。積雪・融雪に係る水文学的プロセスに組み入れたことで、冬季から春季にかけての浸出水量の算定精度が顕著に向上し、算定値と実測値との相関係数は0.15から0.72へと改善された。さらに、年間の総浸出水量に関しても、算定値は実測値と90%以上の一致を示し、本モデルの有効性が確認された。さらに、蒸発散量の推定精度を高めることで、本モデルの算定精度をさらに向上させる可能性も示唆された。この手法は、多様な気象条件下での最終処分場の運営管理において、実用的かつ利用しやすいツールの提供に貢献できる。
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