14:30 〜 16:00
[P028A] 資源探査への応用を目指したマルチスペクトルカメラ画像解析技術の開発
キーワード:分光光度計、植生指数、鉱物指数、リモートセンシング
可視域から近赤外域までの画像を簡易的に取得することが可能なマルチスペクトルカメラは,近年小型化・低価格化による普及が進み,様々な分野での利用が図られている。資源探査の分野もその一つであり,当研究グループでも対象物の持つ赤外域までの反射特性を利用した粘土鉱物や金属鉱物の識別や含水率の推定,植生活性度の判定といった解析技術の開発を行っている。これらの分析には,衛星画像リモートセンシングの分野で用いられるバンド間演算処理を用いており,たとえば鉄を含む鉱物は930 nm付近で顕著な吸収を持つため,その波長帯に対応した画像のピクセル値と他の波長帯画像の値との比演算により,鉱物の存在を強調・可視化することができる。本研究では,より有益な資源探査分野への活用を目指して,正確な鉱物分布推定や土壌・植生のモニタリングための高度な画像解析手法を開発するため,特徴量抽出など多次元データ分析手法を導入した。また,他の分光光度計による測定結果との比較や,カメラセンサ特性,光源設定による影響評価を加えることにより,実際の実験室測定や野外測定での適用性について検討した。
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