資源・素材2025(札幌)

講演情報(2025年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 最近の石炭等エネルギーの開発・利用の動向 [9/4(木) AM  第1会場]

2025年9月4日(木) 09:30 〜 12:00 第1会場 (C棟2階212)

司会:菅井裕一(九州大学)、濱中晃弘(九州大学)

●世界的な脱炭素が叫ばれる中、石炭等の炭化水素エネルギー資源の開発や利用が岐路に立たされている。一方で、今後も増加が見込まれている世界的なエネルギー需要の増加に対応するためには一定の石炭等の開発・利用が必要であるという考えもある。本企画講演では、炭化水素エネルギー資源の開発・利用に関する最新の動向についてご講演をいただき、カーボンニュートラルを目指した炭化水素エネルギー資源の開発・利用のあり方について議論する。

<発表20分中:講演15分、質疑5分/1件>

09:55 〜 10:15

[3101-07-02] 石炭地下ガス化フィールド実験と生成ガス解析による反応温度の予測

○濵中 晃弘1、入口 梨佳1、板倉 賢一2、出口 剛太4、児玉 淳一3、笹岡 孝司1、島田 英樹1 (1. 九州大学、2. 室蘭工業大学、3. 北海道⼤学、4. 地下資源イノベーションネットワーク)

司会:菅井裕一(九州大学)

キーワード:石炭地下ガス化、水素生成、反応温度、COMSOL

石炭地下ガス化(Underground Coal Gasification: UCG)は,石炭層に注入孔および生産孔のボーリングを掘削し,地下の石炭層を原位置で直接ガス化させることで,水素や一酸化炭素などの可燃性ガスを回収する技術である。UCGでは,高温(1,000℃以上)のガス化領域を広範囲に拡大させることで,生成ガス中の可燃性成分の割合が増加する。しかしながら,原位置のUCGの反応プロセス中の温度を直接計測することは困難である。そこで本研究では,COMSOL Multiphysicsを用いて生成ガスの結果からガス化状況を推定する解析モデルを構築した。このモデルを, UCG現場実験から得られた生成ガスの分析結果に適用し,モデルの妥当性と有効性を検討した。その結果、現場実験のガス分析結果と生成ガス解析モデルの結果との良好な一致が認められ、本モデルが石炭層の反応温度推定にも有効であることが示された。

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