11:40 〜 12:00
[3401-09-09] 廃家電処理工場における粗解体手作業の調査
司会:芳賀 一寿(秋田大学)
キーワード:廃家電、粗解体、動作解析
廃家電のリサイクル工場における一連の処理効率を高め、社会の資源循環を促進するためには、人手による作業の自動化を進めることが重要である。しかし、破砕前に有価物や危険物を回収するための粗解体や、破砕後に分離しきれない異物の排除などは機械化が難しく、作業員による手作業が律速となっている。本研究では、現場の実情に即して手作業の負担が軽減される新しい自動化システムの考案を目的として、複数の電子機器を統合した動作計測システムを独自に構築し、熟練作業員の粗解体作業を観察した。その結果、ノートパソコン、ハンディ―クリーナー、石油ファンヒーター、無停電電源装置の4品目について、各々固有の作業スペクトルが得られた。ハンディ―クリーナーは筐体や内部の構造上の理由から最も難易度が高いことがわかった。また、自ら作業した結果、充電池の短絡でスパークすることがあり、作業中の安全性も高める必要がある。
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