10:30 〜 10:50
[3501-07-05] RExOy-CaO-Al2O3-SiO2系スラグを用いた電動車モータからのレアアースの分離・回収
司会:佐々木 秀顕(愛媛大)
キーワード:乾式精錬、状態図、レアアース、RExOy-CaO-Al2O3-SiO2系スラグ、リサイクル
電動車モータにはネオジム磁石が使用されており,資源循環の観点からモータからのレアアースの回収技術が求められている。本研究では使用済みの日産自動車製のa,bの二種類のモータのロータとステータを対象に,CaO系フラックスを用いたレアアース回収技術の検討を行った。はじめに試薬を用いてNd2O3-CaO-Al2O3-SiO2系の均一融体範囲を固体鉄飽和,1400℃で,SEMおよびXRDにより決定した。その結果,モータaでは10-15 mass% CaOで,モータbでは23.5-25 mass% CaOで均一液相となった。均一液相の組成で実際のaとb のロータとステータを用い,ロータ中のレアアースをスラグ相に回収する試験を行った。回収されたスラグ相,鉄系と銅系の合金相をICP-OES分析を行った結果,ロータ中のレアアースはRExOy-CaO-Al2O3-SiO2系スラグ相に移行していた。さらにシュウ酸塩沈殿法を用いてスラグ相からレアアース酸化物の回収を試み,98-99 mass%の高純度のレアアース複合酸化物を取り出すことができた。
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