(Theme session) The Historical Study Group of Mining and Metallurgy, Japan

[3601-07-05] Quantitative Analysis of the Kanikan Mountain Tunnel, Imakane Town, Hokkaido, Japan, Using a 3D Laser Scanner

○Hideki Kuma¹, Hisao Fukuoka² (1. The Kyushu University Museum, 2. Tokyo Denki University)

司会：青木美香（京都府立大学）

Keywords:Kanikan Mountain, 3D Laser Measurement, Tunnel Mining Method

本研究では、鉱山遺跡の文化的価値を高めるため、坑道内や坑道が散在する斜面形状の３次元レーザ測定を行うことで、採掘時の状況を定量的に再現してきた。この結果から坑道内の断面形状や傾斜角と採掘年代に相互関係があることが分かった。今回北海道今金町カニカン岳７合目に残存する坑道内を３次元レーザ測定することによって、断面形状や傾斜角等定量データを取得した。その結果、坑内は３つの形状に分かれていることが確認できた。この結果から本坑道は江戸時代に開坑され、２回再開発が行われたことが確認できた。但し、全長が約7.7mと短い為、本格的な採鉱場でなかったと考えられる。