1:05 PM - 1:30 PM
[3608-14-01] Monitoring in underground hot water with self-observed microtremor at Beppu
司会:小池克明(京都大学)
Keywords:seismic Interferometry, seismic monitoring, underground hot water
地下熱水を発電や温泉水として長期間利用した際に,湧水量や湯温の低下が指摘されることがある.このような変化は,地下の火山性熱水の分布や,それらが溜まっている亀裂の状態の変化と関連する可能性があるため,地下の火山性熱水や亀裂分布をコンスタントに監視することが重要である.我々はまず微動解析による地盤監視の能力を評価するため,大分県別府市に3点の3成分速度型地震計を設置し,4か月間にわたる微動の連続観測をおこなった.観測地は温泉地であり,比較的地下浅部にまで熱水が分布していることが確認されている点が特徴である.取得された連続波形に1-2 Hzのフィルタをかけて,1時間ごとの自己相関を計算したところ,0-3秒の間に特徴的な位相が観察された.これは,地盤の卓越周期や,深さ数百メートルまでの媒質境界の情報などを反映していると考えられる.観測期間中には,時間変化のようなものは明瞭にはみられなかった.今後,周辺でのボーリング記録や地盤調査結果と併せて解釈を深める.
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