資源・素材2025(札幌)

講演情報(2025年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 学会長期テーマ第2期プロジェクトの進展 [9/4(木) PM  第6会場]

2025年9月4日(木) 13:00 〜 16:40 第6会場 (B3棟1階B31)

司会:小池克明(京都大学)

●日本鉱業振興会の助成により学会長期テーマ第2期プロジェクトがスタートしてから1年半が経過しようとしている。3年間のプロジェクトの折り返しの時期にあたり,7件の各課題でこれまで得られた成果や今後の計画,最終的に目指すところなどを発表いただく。

<発表25分中:講演20分、質疑5分/1件>

13:30 〜 13:55

[3608-14-02] 石炭地下ガス化による水素生成と坑内炭鉱の採掘跡におけるCO2固定

○濵中 晃弘1、入口 梨佳1、板倉 賢一2、出口 剛太4、児玉 淳一3、笹岡 孝司1、島田 英樹1 (1. 九州大学、2. 室蘭工業大学、3. 北海道⼤学、4. 地下資源イノベーションネットワーク)

司会:小池克明(京都大学)

キーワード:石炭地下ガス化、水素生成、マイクロナノバブル、炭酸塩固定

世界の主要なエネルギー源の一つとして利用されている石炭は化石燃料の中でも燃焼時の二酸化炭素排出量が多いため,環境への影響が大きい資源であると認識される。しかしながら,それらを地下で水素などのガスに転換し(石炭地下ガス化:UCG),ガスとして回収することで,環境負荷の小さい資源として有効利用が可能になる。また,既往の炭鉱開発により開発された採掘跡地は採炭の影響により多数のき裂および空隙が存在していることを考慮すれば,そのような場所に二酸化炭素を炭酸塩化による鉱物化を促進することで安全に貯留することにより,地球温暖化ガス排出の削減効果も期待され,CO2フリー水素(ブルー水素)の生成にも貢献する。本研究は,UCGによる水素生成と開発跡地への二酸化炭素地下貯留による,未採掘のまま地下に取りの残された石炭の環境負荷の小さい利用法を検討する。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード