開催概要
内藤コンファレンスは、自然科学の基礎的研究の振興を目的に、1991年度より開催されている国際学術会議であり、1991年度より本年度に至るまで46回の開催実績があります。本コンファレンスは、3泊4日の合宿形式で行われるクローズドの国際学会です。世界各国から招いたテーマ領域の第一線の研究者(約25名)と、公募の中から選考されたポスター発表者(約60名)によって構成されています。コンファレンス開催中には、テーマ領域の最新研究成果報告のみならず、活発な意見交換が行われ、研究者間の国際的なネットワークが構築される礎となっています。また、コンファレンス会期内に発表されたポスター発表の中から、優秀な発表者を表彰し、若手研究者の育成と自然科学の基礎的研究の振興に貢献しています。
第48回内藤コンファレンス
テーマ:感覚系サイエンスの最前線 - 痛覚、痒覚、嗅覚、味覚
会 期:2019年10月8日(火)~10月11日(金)
会 場:シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ(札幌市)
ポスター募集期間:2019年2月12日(火)~5月10日(金)
モルヒネにも抵抗する痛みや、自殺企図にも及ぶ難治性の「かゆみ」など、生活の質を極端に低下させる異常感覚は克服困難な課題として長く人類の問題となってきましたが、最近、その発症メカニズムが明らかにされつつあり、対処方法や新薬開発にも光明が見えてきました。さらには味覚、嗅覚などについても最近の科学の発展には目を見張るものがあります。重要なことはこれらの感覚系の異常が互いに連関して、精神活動や心の動きに影響を及ぼしている可能性がわかってきたことです。今回の内藤コンファレンスでは、この様な感覚系サイエンスの最先端を突き進んでいる研究者(23名)が世界から集まり、刺激的な成果をご発表して下さり、彼らと、公募の中から選考されたポスター発表者(60名)によって活発な意見交換が行われ、研究者間の国際的なネットワークが構築される礎となります。またとないチャンスですので、ふるってポスターにご応募下さい。
組織委員(敬称略)
井 上 和 秀(委員長)九州大学
加 藤 総 夫 東京慈恵会医科大学医学部
東 原 和 成 東京大学大学院農学生命科学研究科
津 田 誠 九州大学大学院薬学研究院
二ノ宮 裕三 九州大学味覚嗅覚センサ研究開発センター
感覚生理・医療応用センシング部門/
米国モネル化学感覚研究所
招待講演者(敬称略)
Ivan E. de ARAUJO |
Sandeep Robert DATTA |
Xinzhong DONG |
Junichi HACHISUKA |
Yuichi IINO |
Joshua P. JOHANSEN |
Hokto KAZAMA |
Dayu LIN |
Liqun LUO |
Wolfgang MEYERHOF |
Yuki OKA |
Takaharu OKADA |
Michael W. SALTER |
Gregory SCHERRER |
Lynne SNEDDON |
YanGang SUN |
Hiromu TANIMOTO |
Tor Dessart WAGER |
Yoshihiro YOSHIHARA |