[S-34-3] 補体阻害薬はNMOSD治療を変えることができるか
神経免疫疾患とは、脳・脊髄・末梢神経、神経筋接合部、および筋において、免疫性の病態が働いて引き起こされる疾患群であり、数多くの疾患が含まれる。補体系は自然免疫系の重要な生体防御機構であるが、本疾患群の中には、この補体活性の亢進がその病態形成の中心となる疾患がある。重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、視神経脊髄炎関連疾患がその代表であり、近年、補体経路を直接抑制し得る抗C5モノクローナル抗体であるエクリズマブが開発され、日本でもこれらの疾患にその適応が広がりつつある。本セッションでは、補体介在性神経免疫疾患を中心とした最近の知見を議論する。
昭和59年 九州大学医学部医学科卒業
平成3年~6年 ロズウェルパーク癌研究所神経内科,ニューヨーク州立大学バッファロー校神経内科Fellow
平成19年~27年 東北大学教授(多発性硬化症治療学寄附講座)
平成27年~現在 福島県立医科大学教授(多発性硬化症治療学講座)、
一般財団法人脳神経疾患研究所 多発性硬 化症・視神経脊髄炎センター長
他の役職 日本神経治療学会理事、日本神経免疫学会理事、President, PACTRIMS, Board member, European Charcot Foundation, Executive Committee member of International Medical and Scientific Board, Multiple Sclerosis International Federation
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集・参加証に記載してあります。