[JNS-3] パーキンソン病治療:最近の進歩と今後の課題
東京などの大都会は例外として、神経学会と脳神経外科学会の学術集会が同年に同じ地方都市で開催されたことは長い両学会の歴史の中で1992年鹿児島以来2回目である。脳神経内科と脳神経外科とは診療上も教育上も研究上も重要なパートナーであることから、このような貴重な機会を捉えて、また今後両分野の緊密な連携がますます進展するための端緒に繋がるような企画をした。5月神経学会では両学会理事長司会の元で両学会から2名ずつ共同的分野を中心に脳卒中やパーキンソン病についてジョイントシンポジウムが実施され、10月の脳外科総会では癲癇と認知症のジョイントシンポジウムが実施される予定である。
昭和58年京都大学医学部卒業。京都大学神経内科(亀山正邦教授)に入局。京都大学医学部附属病院神経内科研修医、北野病院内科・神経内科レジデント、東京都立神経病院神経内科・医員を経て平成元年より平成11年まで東京都神経科学総合研究所 神経学研究部門・主任研究員。出口武夫研究部長の指導の下、平成7年京都大学より医学博士授与。平成7年ー平成9年、研究休職により米国カリフォルニア州ラホヤのバーナム研究所、Dr. John Reedの研究室に博士研究員として留学。平成11年ー平成16年、理化学研究所・脳科学総合研究センター・運動系神経変性研究チーム・チームリーダー。平成17年より現職である京都大学大学院医学研究科臨床神経学(脳神経内科)・教授。その後、文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、日本神経学会代表理事(平成26年―30年)、パーキンソン病・運動障害疾患学会代表、日本神経科学会副会長、学術大会では、第37回日本神経科学大会長、第12回MDSJコングレス大会長を務める。現在、ライフサイエンス委員、日本脳科学関連学会連合副代表、World Parkinson Coalition役員。
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