NEURO61

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Symposium

[S-09] Symposium 09
Clinical ethics consultations help autonomous decision making by patiens with intractable diseases

Mon. Aug 31, 2020 1:30 PM - 3:00 PM Room 5 (OKAYAMA CONVENTION CENTER 3F 302)

Chair:KazutoInaba(Chukyo university),IsaoNagano(NHO Miyagi National Hospital)

[S-09-2] Ethics consultation on law aspect

Kazuto Inaba (Chukyo university)

神経難病患者に対する医療には、疾患の進行に伴い胃瘻設置や人工呼吸器の選択、終末期での人工栄養や緩和ケアの在り方など、さまざまな臨床倫理的問題がつきまとう。このような重大な治療方針の選択に際して、医療者と患者・家族との間で考えが異なることもまれではない。医学的に妥当かつ本人・家族の意思を尊重する医療の実践には、多職種による臨床倫理的検討が必要不可欠と思われる。特に終末期の治療方針選択に当たっては法的な問題が生じることもあり、社会的にも透明性のある検討プロセスが求められる。臨床倫理的問題に対応するために、多くの医療施設で臨床倫理委員会があり倫理コンサルテーションが行われているが、不十分な検討に終わることもある。このシンポジウムでは難病医療に必須の臨床倫理コンサルテーションについて、法的基盤、哲学的基盤を紹介し妥当な倫理的判断に到達するための方法論を紹介し現場での運用について議論を深める。

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現職
中京大学(法務総合教育研究機構)教授
熊本大学大学院客員教授
久留米大学医学部客員教授
三重大学医学部客員教授
藤田医科大学医学部客員教授
群馬県病院局顧問
経歴等
1983-1998 東京地裁判事補、大阪地裁判事等
1992-1997 法務省訟務局付検事等
1996-1997 米国連邦最高裁判所連邦司法センター客員研究員
2000-2005 京都大学大学院医学研究科修士・博士課程後期
2008年~中京大学法科大学院教授(現法務総合教育研究機構)
その他
厚生労働省の委員・委員長
国、地方公共団体、評価機構、大学、協会、病院の、研究・臨床倫理・監査・事故調査委員・委員長等。
海外のJICA法整備(Mediation)支援(インドネシア、モンゴル、ネパール、バングラデシュ、ベトナム等)専門家
日本私法学会、日本民事訴訟法学会、日本仲裁人協会(理事)、日本仲裁人協会中部副支部長、日本法社会学会、日本生命倫理学会(理事)、日本家族性腫瘍学会、日本医学哲学・倫理学会(評議員)、日本臨床倫理学会(理事)、日本インドネシア法律家協会(理事)、モンゴル日本法律家調停人協会(事務局長)

Abstract password authentication.
Password is written on a pocket program and name badge.

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