[S-09-4] ethical intervention in the clinical practice at a hospirtal
神経難病患者に対する医療には、疾患の進行に伴い胃瘻設置や人工呼吸器の選択、終末期での人工栄養や緩和ケアの在り方など、さまざまな臨床倫理的問題がつきまとう。このような重大な治療方針の選択に際して、医療者と患者・家族との間で考えが異なることもまれではない。医学的に妥当かつ本人・家族の意思を尊重する医療の実践には、多職種による臨床倫理的検討が必要不可欠と思われる。特に終末期の治療方針選択に当たっては法的な問題が生じることもあり、社会的にも透明性のある検討プロセスが求められる。臨床倫理的問題に対応するために、多くの医療施設で臨床倫理委員会があり倫理コンサルテーションが行われているが、不十分な検討に終わることもある。このシンポジウムでは難病医療に必須の臨床倫理コンサルテーションについて、法的基盤、哲学的基盤を紹介し妥当な倫理的判断に到達するための方法論を紹介し現場での運用について議論を深める。
1955年 岐阜県にて出生
1979年 北里大学医学部卒
1986年 コロンビア大学神経学教室に留学
1988年 北里大学医学部専任講師
1998年 救世軍ブース記念病院神経内科医長、緩和医療と在宅診療を研修
2001年 国立療養所箱根病院
2005年 国立病院機構新潟病院
2010年 国立病院機構宮城病院
日本内科学会総合内科専門医
日本神経学会神経内科専門医、指導医
日本頭痛学会頭痛専門医
日本在宅医療連合学会評議員
専門領域:神経難病など非がん疾患の緩和ケア・医療
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