第61回日本神経学会学術大会

講演情報

シンポジウム

[S-32] シンポジウム32
パーキンソン病の非運動症状;症候から病態、疾患修飾への関与まで

2020年9月1日(火) 14:15 〜 15:45 第05会場 (岡山コンベンションセンター 3F 302会議室)

座長:伊東 秀文(和歌山県立医科大学脳神経内科),藤岡 伸助(福岡大学病院神経内科)

[S-32-2] パーキンソン病における非運動症状の背景病理

齊藤 祐子1, 村山 繁雄2 (1.国立精神・神経医療研究センター 臨床検査部, 2.都健康長寿医療センター 高齢者ブレインバンク)

パーキンソン病における非運動症状は、前駆期における臨床的バイオマーカーとして、あるいは発症後のADL阻害要因として重要である。さらに近年では便秘や嗅覚低下の責任病変である腸管や嗅球は外的要因のエントリーゾーンであることから、パーキンソン病の発症病態との関連からも特に注目を集めている。本シンポジウムでは、非運動症状を生み出す背景病理を、特に前駆期パーキンソン病との関連を中心に紹介し、その後前駆期の非運動症状としても重要なレム睡眠関連障害や便秘に焦点を当て、その病態と疾患修飾のターゲットとしての可能性を含めて紹介する。

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学歴:
1992年3月 東北大学医学部卒業
1997年4月 東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻入学
2001年3月 同修了

職歴:
1992年6月―1994年5月 国立水戸病院内科、研修医
1994年6月―1994年12月 東京大学医学部附属病院神経内科、医員
1995年1月―1995年12月 東京都老人医療センター神経内科、非常勤医師
1996年1月―1996年12月 国立療養所下志津病院神経内科、厚生技官
1997年1月―1997年3月 東京大学医学部附属病院神経内科、医員
1999年7月―2000年2月 東京都老人総合研究所神経病理部門、非常勤研究員
2000年3月―2001年3月 Visiting Scholar, Department of Pathology, University of North Carolina at Chapel Hill, (NC, USA)
2001年4月―2005年3月 東京都老人総合研究所神経病理部門 研究員
2005年4月―2009年3月 東京都老人医療センター 高齢者ブレインバンク
2009年4月~ 国立精神・神経センター病院 病理生化学検査室医長
(2010年4月~ 独立行政法人化に伴い下記に名称変更
国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査科医長

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