[S-37-2] 側頭葉てんかんと認知症
成人発症てんかんのほとんどは焦点てんかんであり、特に側頭葉てんかんが最も多い。脳神経内科医が最も遭遇する機会の多いてんかんは側頭葉てんかんである。海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかんはその代表的疾患であるが、典型例はむしろ少なく、病因、発作症候、脳波・画像所見が異なる多様な患者を含んだ一群である。近年、その病因として、アルツハイマー病を始めとする認知症、自己免疫性脳炎が注目されている。また、側頭葉てんかん患者にみられる高次脳機能障害に関する新たな知見も報告されている。本企画では、側頭葉てんかんに関する最近の動向を経験豊富なエキスパートが概説する。
昭和56年 兵庫県立西脇高等学校卒業
昭和62年 産業医科大学医学部医学科卒業
昭和62年 産業医科大学病院・小倉記念病院 臨床研修医
平成 4年 米国Cleveland Clinic財団病院 神経内科レジデント・てんかんフェロー
平成 7年 社団法人日本健康倶楽部福岡支部(産業医)
平成 9年 産業医科大学 神経内科助手、平成18年同講師
平成23年 産業医科大学 神経内科准教授
平成26年 国際医療福祉大学 福岡保健医療学部教授
平成26年 福岡山王病院 脳神経機能センター脳神経内科(併任)
平成29年 国際医療福祉大学 医学部 脳神経内科教授 現在に至る
日本神経学会;てんかんガイドライン副委員長、てんかんセクション委員
日本てんかん学会;理事、ガイドライン委員長、教育委員、47回大会副会長
日本臨床神経生理学会;評議員、教育委員、脳波セミナー・アドバンスコース委員
米国てんかん学会AES; Fellow of American Epilepsy Society(2017-)、AES Guidelines and Assessment Committee Member (2019-)
国際抗てんかん連盟ILAE; Epilepsy in the Elderly Task Force Commission on Medical Therapies (2018-)
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集に記載してあります。