[S-37-4] 側頭葉てんかんの高次脳機能障害
成人発症てんかんのほとんどは焦点てんかんであり、特に側頭葉てんかんが最も多い。脳神経内科医が最も遭遇する機会の多いてんかんは側頭葉てんかんである。海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかんはその代表的疾患であるが、典型例はむしろ少なく、病因、発作症候、脳波・画像所見が異なる多様な患者を含んだ一群である。近年、その病因として、アルツハイマー病を始めとする認知症、自己免疫性脳炎が注目されている。また、側頭葉てんかん患者にみられる高次脳機能障害に関する新たな知見も報告されている。本企画では、側頭葉てんかんに関する最近の動向を経験豊富なエキスパートが概説する。
2004年3月 京都大学医学部卒業
2004年4月 京都大学医学部附属病院・臨床研修医
2006年4月 京都大学医学部附属病院・神経内科修練医
2007年4月 大阪赤十字病院神経内科・医員
2009年4月 京都大学大学院医学研究科臨床神経学・博士課程
2013年4月 京都大学 脳神経内科・医員
2013年9月 京都大学大学院医学研究科 臨床神経学・特定助教
2016年11月 同・てんかん・運動異常生理学講座 特定助教
2019年6月 同・臨床神経学 助教
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集に記載してあります。