[S-53-4] Surgical treatment for severe dysphagia caused by Parkinson's disease -update-
パーキンソン病の摂食嚥下障害は予後や生活の質に関わる重要な合併症であるが、早期に診断しても、服薬調整、摂食嚥下リハビリテーション、外科手術といった治療選択肢の、いずれを選ぶべきか、対応に苦慮することが多い。本シンポジウムでは、パーキンソン病の摂食嚥下障害をテーマに、最新の知見を解説する。まず脳神経内科医が、パーキンソン病の摂食嚥下障害の病態を示し、摂食嚥下障害が治療に及ぼす影響を解説する。そして、耳鼻咽喉科医が、嚥下造影検査や嚥下内視鏡による評価法を示し、重度の摂食嚥下障害に対する嚥下機能改善術や誤嚥防止術の適応を解説する。リハビリテーション医が病態に応じた食形態の調整や摂食嚥下リハビリテーションについて解説する。パーキンソン病の摂食嚥下障害に対する理解を深め、明日の臨床に役立たせることが本シンポジウムの狙いで、脳神経内科医だけでなく、すべての医療従事者を対象とした企画である。
埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科 准教授
医学博士(東京大学)
平成7年 大阪大学医学部卒業、東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室入局
竹田綜合病院、国立病院東京災害医療センター、武蔵野赤十字病院での勤務を経て、
平成13年 東京大学医学部附属病院 助手
平成21年 同 講師
平成31年 現職
資格・学会:日本耳鼻咽喉科学会 専門医・指導医
日本気管食道科学会 専門医、評議員
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士、評議員、医療検討委員
日本嚥下医学会 嚥下相談医、理事、編集委員
日本小児耳鼻咽喉科学会 理事、編集委員長
日本音声言語医学会 評議員、編集委員長
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