公開シンポジウム 2022年3月20日(日)
「私たちの食を支える野生送粉昆虫のイマとミライ」というテーマで4人の演者に話題を提供していただきます。みなさんのご参加をお待ちしています。
本学会会員、および日本植物病理学会、日本農薬学会の会員の方は登録なしに参加頂けます。
それ以外の方は、事前登録が必要です。
3月18日(金) までに、件名を「公開シンポジウム参加希望」として、大会事務局 ( odokon2022@meiji.ac.jp ) 宛にご連絡ください。前日までにアクセス先をお知らせします。
概要
わたしたちの身のまわりには多くの野生送粉昆虫が存在しています。それらは植物の受粉に不可欠であるばかりでなく、農作物の生産にも重要な役割を果たしています。近年、世界的な生物多様性の劣化による野生送粉昆虫の減少が報告され、食料の持続的生産という観点から野生送粉昆虫を保全することの重要性が認識されるようになりました。わが国においても農業に有用な野生送粉昆虫を把握し、その利活用に向けた知見を蓄積するための研究が進められています。このシンポジウムでは世界的な研究の動向とわが国における研究の現状を踏まえ、野生訪花昆虫を活用したこれからの農業を展望したいと考えています。
要旨はこちら
招待講演:
【S1】 Romina Rader (University of New England, Australia)
“The current knowledge gaps concerning global crop pollinators and pollination”
(世界的な作物の送粉者と受粉について,今わかっていること,わかっていないこと)
特別講演:
【S2】 宮永 龍一 (島根大学)
「農地周辺における野生送粉昆虫の生態」
【S3】 加茂 綱嗣 (農研機構)
「果樹・果菜で明らかになった野生送粉昆虫のはたらき」
【S4】 横井 智之 (筑波大学)
「野生送粉昆虫の保全と活用に向けた取り組み」