[P-14-05] リハビリテーション部の教育制度 ~OJT立ち上げから5.5年~
【背景と目的】
急性期・回復期・療養病棟、介護療養型保健施設、訪問リハビリテーションセンターなどでリハ医療に従事しているリハ・スタッフ(161名)に対する教育の質向上のため、2015年11月、“OJT(On the Job Training)センター(10年目以上のPT2名、OT1名、ST1名で構成)”を設立した。
【方法と結果】
OJTセンターの取り組み
A.リハの教育、研修、研究に関する窓口の1本化
研修依頼や診療上の困りごとの相談を受け、必要に応じた研修会の開催。
B.教育カリキュラム
①新人教育プログラムの見直し、改善
②クリニカルラダー:リハ・スタッフの実践に必要な能力を行動目標、経験目標として経験年数別に段階的に設定し、その達成状況を確認し、結果をフィードバック、それぞれの課題に応じて業務や役割の機会を増やす。
③リハ診療ハンドブックの作成
C.勉強会、懇話会
①勉強会:リハ医師によるケーススタディ開催(週1回)実技練習会開催(週3回)
②懇話会:リハや在宅医療などにかかわる諸問題を中心に開催(月1回)。
D.学会・研究会参加促進、発表援助
①学会参加と発表:年間リハ関連学会日程表の配布、参加すべき学会の助言、発表抄録、スライド作成の援助。
②学会認定資格取得援助:3名が心臓リハビリテーション指導士、6名が呼吸認定療法士、6名が理学療法士協会認定理学療法士を取得。
③臨床研究:研究デザイン、倫理委員会手続き、論文作成などを支援。
④南大阪リハビリテーション・ケア学会(年1回):南大阪地域のリハ、ケアのレベルアップを目的とした学会を企画、運営。
E.Pain Control Team(PCT)の設立(2016)
「疼痛」の原因や対処法などの問題点を、PCTメンバー(PT、OT)とリハ担当スタッフが共同して検討(月平均20例)。
F.Brace Stewardship Team(BST)の設立(2017)
リハ専門医による装具診察の前段階として、BSTメンバーと担当リハ・スタッフが共同して下肢装具使用に関し評価・検討(月平均20例)。
【結論】
リハ・スタッフ各自の目標を具体的に設定するようになり、学会認定資格所得数が増加した。学会発表数も著しく増加した。
【倫理的配慮】
社会医療法人ペガサス倫理委員会の承認を得、研究した(承認番号2021-14)。
急性期・回復期・療養病棟、介護療養型保健施設、訪問リハビリテーションセンターなどでリハ医療に従事しているリハ・スタッフ(161名)に対する教育の質向上のため、2015年11月、“OJT(On the Job Training)センター(10年目以上のPT2名、OT1名、ST1名で構成)”を設立した。
【方法と結果】
OJTセンターの取り組み
A.リハの教育、研修、研究に関する窓口の1本化
研修依頼や診療上の困りごとの相談を受け、必要に応じた研修会の開催。
B.教育カリキュラム
①新人教育プログラムの見直し、改善
②クリニカルラダー:リハ・スタッフの実践に必要な能力を行動目標、経験目標として経験年数別に段階的に設定し、その達成状況を確認し、結果をフィードバック、それぞれの課題に応じて業務や役割の機会を増やす。
③リハ診療ハンドブックの作成
C.勉強会、懇話会
①勉強会:リハ医師によるケーススタディ開催(週1回)実技練習会開催(週3回)
②懇話会:リハや在宅医療などにかかわる諸問題を中心に開催(月1回)。
D.学会・研究会参加促進、発表援助
①学会参加と発表:年間リハ関連学会日程表の配布、参加すべき学会の助言、発表抄録、スライド作成の援助。
②学会認定資格取得援助:3名が心臓リハビリテーション指導士、6名が呼吸認定療法士、6名が理学療法士協会認定理学療法士を取得。
③臨床研究:研究デザイン、倫理委員会手続き、論文作成などを支援。
④南大阪リハビリテーション・ケア学会(年1回):南大阪地域のリハ、ケアのレベルアップを目的とした学会を企画、運営。
E.Pain Control Team(PCT)の設立(2016)
「疼痛」の原因や対処法などの問題点を、PCTメンバー(PT、OT)とリハ担当スタッフが共同して検討(月平均20例)。
F.Brace Stewardship Team(BST)の設立(2017)
リハ専門医による装具診察の前段階として、BSTメンバーと担当リハ・スタッフが共同して下肢装具使用に関し評価・検討(月平均20例)。
【結論】
リハ・スタッフ各自の目標を具体的に設定するようになり、学会認定資格所得数が増加した。学会発表数も著しく増加した。
【倫理的配慮】
社会医療法人ペガサス倫理委員会の承認を得、研究した(承認番号2021-14)。
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