The 142nd Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Nagoya)

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(E) Pharmaceutical Health Care and Sciences

[26PO7-am1] Transpoters

Sat. Mar 26, 2022 9:00 AM - 10:40 AM [Room PO7] Bldgs. 3&4, 3F Passage (Bldgs. 3&4: 3F)

9:00 AM - 10:40 AM

[26PO7-am1-10S] The effect of temperature on the transport activity of OATP1A2 variants

○Hiroki Kataoka1, Akihiro Huyuki1, Takeshi Akiyoshi1, Tokio Morita1, Kodai Yajima1, Ayuko Imaoka1, Kazuhiro Katayama2, Hisakazu Ohtani1,3,4 (1. Pharm., Keio Univ., 2. Pharm., Nihon Univ. , 3. Med., Keio Univ., 4. Keio Univ. Hosp.)

【目的】一般に薬物輸送担体の活性は人の体温に相当する 37℃ で評価されるが、実際の体温は34–40℃ に及ぶ。温度の変化は薬物輸送担体の活性変動を介して基質薬物の体内動態を変化させる可能性がある。さらに、薬物輸送担体の変異は温度感受性に変化をもたらす可能性がある。本研究では有機アニオン輸送ポリペプチド (OATP)1A2 の5 種の遺伝子多型 (野生型、Ile13Thr, Glu172Asp, Ala187Thr, Thr668Ser) の活性に対する温度の影響を評価した。
【方法】野生型あるいは変異型 OATP1A2 発現 HEK293 細胞株を 96 well plate へ播種し、34、37、40℃ での基質 estrone 3-sulfate (E3S; 0.3–1000 µM) の取り込みを評価した。各濃度での取り込み速度に非線形最小二乗法を用いて Michaelis-Menten 式をあてはめ、各温度での最大反応速度 (Vmax) と Michaelis 定数 (Km) を算出した。
【結果・考察】野生型の 34℃ および 40℃ での取込みクリアランス CLint (=Vmax/Km) は 37℃ 条件下の 0.8–1.1 倍とほぼ同等であったが、 Glu172Asp variant では 34℃ と 40℃ でそれぞれ 0.6 倍、1.3 倍と温度の影響を受けやすく、Ala187Thr では 40℃ で 1.5 倍と有意に上昇した。いずれの変異型も温度の変化によって Km よりも Vmax が変動し、野生型および変異型間の温度感受性の差異は主に Vmax の変動に起因することが示された。以上より、OATP1A2 基質の体内動態に対して、温度と遺伝子多型のいずれもが変動要因となることが示された。