[P-191-B] 保険薬局に来局した患者におけるマスク着用状況の調査研究
【目的】新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の流行により、マスクの着用が習慣化されたが、マスクを正しく使用していないと感染抑制効果は低下する。今回、現状把握として保険薬局に来局する患者のマスクの着用状況を調査した。
【方法】調査期間は2021年5月24日~2021年5月29日、対象者は、なの花薬局9店舗に処方箋を持参した6歳以上の患者とした。性別、年代、マスクの種類、大きさ、上下の向き、鼻や顎が覆えているか、また不織布マスクにおいては鼻で折り目、プリーツの向き等について薬剤師がチェックシートを用い観察式で調査した。実施店舗ではオプトアウトを掲示した。
【結果】有効調査数は382名(男性145名、女性237名)、マスク未着用は1名であった。マスクを正しく着用できていた人は73.4%であった。マスクの種類は不織布83.5%、布8.9%、ポリエステル/ポリウレタン7.0%、不明0.5%であった。マスクの種類別で、正しく着用できていない人は不織布28.2%、布17.6%、ポリエステル/ポリウレタン18.5%であった。正しく着用できていない項目は、不織布では鼻の折り目16.0%、布ではマスクの大きさ11.8%、ポリエステル/ポリウレタンではマスクの上下11.5%が高かった。また、正しくない項目が2項目以上あった人は全体の6.8%であった。
【考察】薬局に来局する患者は、マスクの正しい着用率が高いと考えられる。一方で、推奨されている不織布マスク以外を使用する患者や正しく使用できていない患者も存在した。この為、閉鎖的な薬局内の環境で感染力が高いCOVID-19を防ぐために、マスク着用の注意点をまとめた掲示物を作成し、店舗内に掲示することで啓発に取り組んだ。今後は不織布マスクの推奨や、年齢、シーンに応じた着用指導についても取り組んでいきたい。
【方法】調査期間は2021年5月24日~2021年5月29日、対象者は、なの花薬局9店舗に処方箋を持参した6歳以上の患者とした。性別、年代、マスクの種類、大きさ、上下の向き、鼻や顎が覆えているか、また不織布マスクにおいては鼻で折り目、プリーツの向き等について薬剤師がチェックシートを用い観察式で調査した。実施店舗ではオプトアウトを掲示した。
【結果】有効調査数は382名(男性145名、女性237名)、マスク未着用は1名であった。マスクを正しく着用できていた人は73.4%であった。マスクの種類は不織布83.5%、布8.9%、ポリエステル/ポリウレタン7.0%、不明0.5%であった。マスクの種類別で、正しく着用できていない人は不織布28.2%、布17.6%、ポリエステル/ポリウレタン18.5%であった。正しく着用できていない項目は、不織布では鼻の折り目16.0%、布ではマスクの大きさ11.8%、ポリエステル/ポリウレタンではマスクの上下11.5%が高かった。また、正しくない項目が2項目以上あった人は全体の6.8%であった。
【考察】薬局に来局する患者は、マスクの正しい着用率が高いと考えられる。一方で、推奨されている不織布マスク以外を使用する患者や正しく使用できていない患者も存在した。この為、閉鎖的な薬局内の環境で感染力が高いCOVID-19を防ぐために、マスク着用の注意点をまとめた掲示物を作成し、店舗内に掲示することで啓発に取り組んだ。今後は不織布マスクの推奨や、年齢、シーンに応じた着用指導についても取り組んでいきたい。