[P-065-B] ベンゾジアゼピン系薬剤服用による落とし穴~ベンゾジアゼピン眼症への薬剤師介入の試み~
【目的】
ベンゾジアゼピン(BZ)系薬剤の連用は視覚の高次脳機能を乱す可能性が高い。BZ薬は、BZ眼症と言われる、薬剤性眼瞼けいれんや、まぶしさ、眼痛、霧視等の症状を起こすとされる。BZ眼症は広く認知されておらず、症状があるにも関わらず、服用を継続しているケースも多い。そこで、BZ眼症について、症状調査と介入した症例を報告する。
【方法】
2022年2月から2023年1月に来局したBZ薬服用患者22名(男性8名、女性14名、平均年齢73.1歳、平均服用期間72.6ヶ月)に対して、眼の症状(まぶしさ、痛み、ぼやけ、眼瞼けいれん)について調査した。症状のある患者かつ医師への情報提供に同意を得た患者については、薬剤師がBZ眼症の説明後、医師へ報告、処方設計に関与した。
【結果】
何らかの症状があった患者は20名(90.9%)であり、症状別ではまぶしさ16名(72.7%)、ぼやけ12名(54.5%)、痛み7名(31.8%)、眼瞼けいれん6名(27.3%)であった。
症例1:60代女性、エチゾラムを264ヶ月服用。必ずサングラスをかけないと運転出来ない眼のまぶしさを感じていた。スボレキサントへ変更後、睡眠状況は良好、眼の症状改善はないが、エチゾラムによる症状悪化の不安はなくなった。
症例2:70代男性、ブロチゾラムを122ヶ月服用。眼のまぶしさ、痛み、ぼやけや眼瞼けいれんを時々感じ、不安を感じ眼科を受診したが異常なしであった。レンボレキサントへ変更後、睡眠状況は良好、まぶしさ、痛みは軽度の改善があった。
症例3:70代女性、ブロチゾラムを127ヶ月服用。眼のまぶしさ、ぼやけをいつも感じ、眼の症状は以前より気になっていた。スボレキサントへ変更後、睡眠状況は良好、まぶしさは軽度の改善があった。
【考察】
BZ薬服用患者の多くには何らかの眼の症状があり、不安を感じる患者が存在する。薬剤師はそのような患者に対して、BZ眼症について説明し、医師への情報提供により処方設計に関わる事が出来、重症化防止やQOLの改善に寄与出来る。
ベンゾジアゼピン(BZ)系薬剤の連用は視覚の高次脳機能を乱す可能性が高い。BZ薬は、BZ眼症と言われる、薬剤性眼瞼けいれんや、まぶしさ、眼痛、霧視等の症状を起こすとされる。BZ眼症は広く認知されておらず、症状があるにも関わらず、服用を継続しているケースも多い。そこで、BZ眼症について、症状調査と介入した症例を報告する。
【方法】
2022年2月から2023年1月に来局したBZ薬服用患者22名(男性8名、女性14名、平均年齢73.1歳、平均服用期間72.6ヶ月)に対して、眼の症状(まぶしさ、痛み、ぼやけ、眼瞼けいれん)について調査した。症状のある患者かつ医師への情報提供に同意を得た患者については、薬剤師がBZ眼症の説明後、医師へ報告、処方設計に関与した。
【結果】
何らかの症状があった患者は20名(90.9%)であり、症状別ではまぶしさ16名(72.7%)、ぼやけ12名(54.5%)、痛み7名(31.8%)、眼瞼けいれん6名(27.3%)であった。
症例1:60代女性、エチゾラムを264ヶ月服用。必ずサングラスをかけないと運転出来ない眼のまぶしさを感じていた。スボレキサントへ変更後、睡眠状況は良好、眼の症状改善はないが、エチゾラムによる症状悪化の不安はなくなった。
症例2:70代男性、ブロチゾラムを122ヶ月服用。眼のまぶしさ、痛み、ぼやけや眼瞼けいれんを時々感じ、不安を感じ眼科を受診したが異常なしであった。レンボレキサントへ変更後、睡眠状況は良好、まぶしさ、痛みは軽度の改善があった。
症例3:70代女性、ブロチゾラムを127ヶ月服用。眼のまぶしさ、ぼやけをいつも感じ、眼の症状は以前より気になっていた。スボレキサントへ変更後、睡眠状況は良好、まぶしさは軽度の改善があった。
【考察】
BZ薬服用患者の多くには何らかの眼の症状があり、不安を感じる患者が存在する。薬剤師はそのような患者に対して、BZ眼症について説明し、医師への情報提供により処方設計に関わる事が出来、重症化防止やQOLの改善に寄与出来る。