[P-068-B] 新型コロナ流行下における吸入薬指導の検証
【目的】
薬剤師による吸入薬指導が評価されて、令和2年度調剤報酬改定に吸入薬指導加算が新設された。しかし、新型コロナウイルス流行により、呼吸器疾患患者への実技を伴う吸入薬指導が行いにくくなった。一方、受診抑制による長期処方傾向もあり、正しい吸入手技を身につけた治療の重要性が増加している。新型コロナウイルス流行が長期化する中、継続的な吸入指導の必要性等を検証するために、実技を伴う吸入薬指導結果を調査する後ろ向きの観察研究を行う。
【方法】
対象は2022年8月1日~8月31日に、参加13薬局にてドライパウダー(DPI)製剤が調剤され、デモ機または実薬を用いて実技指導が行われた患者とした。指導記録から、患者情報(年代、性別、疾患、治療薬)、誤手技の有無とおよび誤手技の内容、医療機関への情報提供の有無を調査した。主要評価項目は、治療薬デバイスごとの誤手技発生数と比率とした。本研究はクオール倫理審査委員会の承認(QOL-第045)を得て実施した。
【結果】
94例が登録された。喘息患者86名(91.4%)、女性56名(59.5%)、60歳以上69名(73.4%)、エリプタ製剤43名(45.7%)であった。誤手技があった患者は36名(31.5%)あり、エリプタ製剤の誤手技比率は41.8%、その他の製剤は36.0%であった。10代と80代患者群では、過半数で誤手技が確認された。確認された誤手技は、多い順から「息止め」「カウンター確認」「吸気力」であった。
【考察】
調査期間2022年8月は、本邦で2020年3月に改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が施行されて2年5カ月目になる。その間、参加薬局でも吸入薬指導は行いにくくなっており、今回の誤手技発生比率31.5%になったと思われる。そして、「息止め」「吸気力」「うがい」というデバイスに依存しない誤手技が16件(複数回答あり)あったことから、デバイスを限定せずに継続的な吸入薬指導の必要性が明らかになった。
薬剤師による吸入薬指導が評価されて、令和2年度調剤報酬改定に吸入薬指導加算が新設された。しかし、新型コロナウイルス流行により、呼吸器疾患患者への実技を伴う吸入薬指導が行いにくくなった。一方、受診抑制による長期処方傾向もあり、正しい吸入手技を身につけた治療の重要性が増加している。新型コロナウイルス流行が長期化する中、継続的な吸入指導の必要性等を検証するために、実技を伴う吸入薬指導結果を調査する後ろ向きの観察研究を行う。
【方法】
対象は2022年8月1日~8月31日に、参加13薬局にてドライパウダー(DPI)製剤が調剤され、デモ機または実薬を用いて実技指導が行われた患者とした。指導記録から、患者情報(年代、性別、疾患、治療薬)、誤手技の有無とおよび誤手技の内容、医療機関への情報提供の有無を調査した。主要評価項目は、治療薬デバイスごとの誤手技発生数と比率とした。本研究はクオール倫理審査委員会の承認(QOL-第045)を得て実施した。
【結果】
94例が登録された。喘息患者86名(91.4%)、女性56名(59.5%)、60歳以上69名(73.4%)、エリプタ製剤43名(45.7%)であった。誤手技があった患者は36名(31.5%)あり、エリプタ製剤の誤手技比率は41.8%、その他の製剤は36.0%であった。10代と80代患者群では、過半数で誤手技が確認された。確認された誤手技は、多い順から「息止め」「カウンター確認」「吸気力」であった。
【考察】
調査期間2022年8月は、本邦で2020年3月に改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が施行されて2年5カ月目になる。その間、参加薬局でも吸入薬指導は行いにくくなっており、今回の誤手技発生比率31.5%になったと思われる。そして、「息止め」「吸気力」「うがい」というデバイスに依存しない誤手技が16件(複数回答あり)あったことから、デバイスを限定せずに継続的な吸入薬指導の必要性が明らかになった。