[P-104-B] 薬局におけるS-1治療患者での適正使用、副作用対策を行った一例
【はじめに】
厚生労働省によると、近年、外来での治療をうけるがん患者が増加しており、経口抗がん剤の増加などにより、化学療法が多様化・複雑化している。令和3年8月より、「専門医療機関連携薬局」の認定が行われ、専門的な薬学管理に加え、医療機関と連携することで、患者に対して適切な薬物療法を行うことのできる薬局が必要とされている。
このような現状を踏まえ、今回は、S-1での治療が開始となった患者に対し、フォローアップを行い、医療機関との連携をはかった症例を報告する。
【症例】
患者背景:80歳代男性。膵頭部がん。肝転移あり。StageIV。BSCを考慮するが、本人の希望がありS-1単剤での治療が開始となる。
【結果】
S-1投与開始時の投与量が1回25mg、1日2回で処方されており、体表面積1.69m2とクレアチニンクリアランス69.2mL/minから1回50mg、1日2回が妥当でないかと処方医へ確認し、処方変更となった。S-1は14日間投与、7日間休薬であった。投与後14日目にフォローアップを行い、1日に4~5回の水様便があることがわかった。処方医へロペラミド塩酸塩の処方提案を行ったところ、翌日処方があり、22日目からのS-1は延期となった。投与開始後35日目には症状改善し、S-1が減量なく再開となった。S-1治療中、患者より新型コロナワクチンの接種が可能かと確認があった。がん患者でのワクチン接種は推奨されること、ワクチン接種後も感染対策を徹底することを説明、処方医に接種時期について確認を行い、いつでも接種可であることを伝えた。その後、毎クールでフォローアップを行ったが、下痢症状の発現はなく、治療継続。新型コロナ感染症の罹患もなかった。
【考察】
今回の症例のように、薬局薬剤師のフォローアップにより、患者の状態を確認し、処方医と連携することで適切な治療を継続できる。また、がん治療中におけるワクチン接種の相談など、かかりつけ機能としての役割も果たしていくことが重要である。
厚生労働省によると、近年、外来での治療をうけるがん患者が増加しており、経口抗がん剤の増加などにより、化学療法が多様化・複雑化している。令和3年8月より、「専門医療機関連携薬局」の認定が行われ、専門的な薬学管理に加え、医療機関と連携することで、患者に対して適切な薬物療法を行うことのできる薬局が必要とされている。
このような現状を踏まえ、今回は、S-1での治療が開始となった患者に対し、フォローアップを行い、医療機関との連携をはかった症例を報告する。
【症例】
患者背景:80歳代男性。膵頭部がん。肝転移あり。StageIV。BSCを考慮するが、本人の希望がありS-1単剤での治療が開始となる。
【結果】
S-1投与開始時の投与量が1回25mg、1日2回で処方されており、体表面積1.69m2とクレアチニンクリアランス69.2mL/minから1回50mg、1日2回が妥当でないかと処方医へ確認し、処方変更となった。S-1は14日間投与、7日間休薬であった。投与後14日目にフォローアップを行い、1日に4~5回の水様便があることがわかった。処方医へロペラミド塩酸塩の処方提案を行ったところ、翌日処方があり、22日目からのS-1は延期となった。投与開始後35日目には症状改善し、S-1が減量なく再開となった。S-1治療中、患者より新型コロナワクチンの接種が可能かと確認があった。がん患者でのワクチン接種は推奨されること、ワクチン接種後も感染対策を徹底することを説明、処方医に接種時期について確認を行い、いつでも接種可であることを伝えた。その後、毎クールでフォローアップを行ったが、下痢症状の発現はなく、治療継続。新型コロナ感染症の罹患もなかった。
【考察】
今回の症例のように、薬局薬剤師のフォローアップにより、患者の状態を確認し、処方医と連携することで適切な治療を継続できる。また、がん治療中におけるワクチン接種の相談など、かかりつけ機能としての役割も果たしていくことが重要である。