第17回日本薬局学会学術総会

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一般演題(ポスター)

一般演題(ポスター)Bグループ

Mon. Oct 9, 2023 2:00 PM - 2:40 PM ポスター会場 (2号館3階 会議室231/会議室232+233/会議室234)

[P-101-B] 薬局が行う服薬支援に関する患者の認知度・利用状況調査

堀家 有理紗1, 高垣 卓史2, 坂口 雅彦3 (1.総合メディカル(株)そうごう薬局 飾磨店, 2.篠山店, 3.総合メディカル(株))

【目的】
近年、高齢者において多剤併用によるアドヒアランス低下や、飲み間違いによる有害事象が問題視されており、薬局が行う服薬支援の重要性が一層高まっている。今回、高齢者に対して服薬支援の認知度、利用状況や服薬管理に関して困る事、現在の支援が十分か、不十分であればどのような支援が求められているかを把握することで、薬剤師が今後積極的に行うべき事について検討したので報告する。
【方法】
2022年5月~2022年6月の期間に兵庫県内18店舗に来局する65歳以上の定期薬がある患者319名に対して、アンケートを実施した。服薬管理に関して困る事、服薬支援の認知度、利用状況、支援の満足度、未利用者の理由等を調査した(満足度以外は複数回答可)。
【結果】
服薬管理に関して困る事の有無の割合は、あり:11%、なし:89%であった。困る事の内訳は、残薬あり:26%、飲み忘れ:24%、飲んだか飲んでいないか分からなくなる:16%の順に多かった。服薬支援の認知度は、かかりつけ薬剤師制度:66%、残薬整理:47%、薬局で減薬相談が出来る:39%、一包化(単科):39%、薬剤使用期間中の患者のフォローアップ:37%、飲みにくい薬を変更したいという相談が出来る:34%、一包化(複数科):21%であった。なお、服薬支援未利用者は全体の52%だった。また、全体の20%が支援自体を知らなかったため利用していないと回答した。
【考察】
服薬管理で困る事については残薬、飲み忘れに関する項目が多く、患者の個々の状況に応じたアドヒアランス改善のため支援の必要性が浮かび上がった。今回、服薬管理に関して困ることは無いと回答した高齢者が多い一方、特に複数診療科の一包化や飲みにくい剤形の変更の検討などの認知度が低いなど、支援自体を知らないため利用していない患者が2割程度いることが分かった。そのため、患者に様々な服薬支援を薬局が提供可能であると周知させることも重要だと考察した。