第17回日本薬局学会学術総会

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一般演題(ポスター)

一般演題(ポスター)Cグループ

Mon. Oct 9, 2023 2:50 PM - 3:30 PM ポスター会場 (2号館3階 会議室231/会議室232+233/会議室234)

[P-117-C] 医薬品と健康食品やサプリメント等の併用に関する意識調査

須能 真巳 ((株)トモズ 薬局アメリカンファーマシーEKIZO神戸三宮店)

【目的】
昨今、通信販売等によって手軽に健康食品やサプリメント等が入手可能になった。またインターネットの広告なども増え、それに伴い医薬品等と併用する人も増えてきている。今回の意識調査によって、健康食品やサプリメント等併用時の医療用医薬品・OTC医薬品の適正使用がなされているかを検証する。
【方法】
アンケート調査:2023年3月1日~4月30日当店来店者に無記名アンケート調査を実施し、27名から回答を得た。
【結果】
一般用医薬品(市販薬)、健康食品、サプリメント等(以降OTC等)使用している人と時々使用するという人足すと回答者のほぼ9割に相当していた。OTC等を購入または使用するにあたって医師・薬剤師・登録販売者に相談している人と時と場合による人を足すと約8割の方がOTC購入時相談していた。OTC等を購入または使用するにあたって医師・薬剤師・登録販売者に相談しようと思っていたけど相談していない人もいた。OTC等を使用しているものについて医師・薬剤師にその都度伝えていない人は、外用薬だから伝えていない、ほかに使っている薬が無いからいちいち伝える必要もない、健康食品とかビタミン剤だから伝えなくてもいいと思っていた、という回答が得られた。 OTCでも有害事象は起こるということを理解している人は多かった。
【考察】
アンケートの回答者におけるOTC等を使用している人は時々使用するという人を含めるとほぼ9割に相当している。今回は薬局を利用している回答者なので一概には言えないが、OTC等の購入者は内服薬の飲み合わせについては把握しようと努力しているが、外用薬やビタミン剤の重複については少し意識が少し欠けていると思われる。また併用薬の確認では薬剤師からの質問の方法も考えなければならないなと思われる。OTC等の使用が増える時代、薬局で処方せんを受け付けていない方に対しても適正使用を促していくことは重要だと考えられる。