[P-167-B] 医療用医薬品の供給不安定による薬局業務への影響
【目的】
医薬品の供給不安定が社会問題にまで発展しており、この問題が引き起こす調剤業務への影響や、医療費削減を目的として推奨している後発医薬品(以下GE)の患者への供給に関する指標となる後発品置換率(GEの数量/(GEのある先発医薬品の数量+GEの数量)への影響を明らかにする。
【方法】
2023年3月20日~4月15日の期間で当社薬局を対象にアンケート調査を実施し計120店から回答を得た。医薬品の供給不安定が原因による、追加の患者待合時間について、同一成分のGEの他メーカー採用数の変化、1週間あたりの調剤出来なかった事例数、また2021年12月と2022年12月における在庫金額、在庫数量、後発品置換率について集計を行った。
【結果】
医薬品の供給不安定が原因による疑義照会や不足薬対応等で86%の薬局で追加の患者待合時間が生じていた。90%を超える薬局においてはそれまで採用していたGEが入手困難となった為、同一成分の他メーカー採用数が増加したという回答があった。また、68%の薬局で週に1回以上調剤出来ない事例が発生していた。後発品置換率に関しては2021年12月と比較して2022年12月では当社平均で3.76%、臨時取扱い品(臨時で後発品置換率の計算対象外として設定されている医薬品で主に供給不安定品)を除外した後発品置換率に至っては4.49%の増加が確認できた。
【考察】
2021年と比較して2022年では供給不安定な状況は悪化しており、調剤業務への影響の大きさも明らかとなった。一方で入荷可能な他メーカー品の積極的な採用、患者へのGE変更後の自己負担金額減の説明、医療機関への情報提供など、様々な試みが各薬局にあったため後発品置換率は向上した傾向にあったと考えられる。薬局単位ではこの問題を抜本的な解決に導くことは難しいが、調剤業務に当たり、この問題と向き合い変化に対し対応していくことが、現在の薬剤師に求められる職能の1つである。
医薬品の供給不安定が社会問題にまで発展しており、この問題が引き起こす調剤業務への影響や、医療費削減を目的として推奨している後発医薬品(以下GE)の患者への供給に関する指標となる後発品置換率(GEの数量/(GEのある先発医薬品の数量+GEの数量)への影響を明らかにする。
【方法】
2023年3月20日~4月15日の期間で当社薬局を対象にアンケート調査を実施し計120店から回答を得た。医薬品の供給不安定が原因による、追加の患者待合時間について、同一成分のGEの他メーカー採用数の変化、1週間あたりの調剤出来なかった事例数、また2021年12月と2022年12月における在庫金額、在庫数量、後発品置換率について集計を行った。
【結果】
医薬品の供給不安定が原因による疑義照会や不足薬対応等で86%の薬局で追加の患者待合時間が生じていた。90%を超える薬局においてはそれまで採用していたGEが入手困難となった為、同一成分の他メーカー採用数が増加したという回答があった。また、68%の薬局で週に1回以上調剤出来ない事例が発生していた。後発品置換率に関しては2021年12月と比較して2022年12月では当社平均で3.76%、臨時取扱い品(臨時で後発品置換率の計算対象外として設定されている医薬品で主に供給不安定品)を除外した後発品置換率に至っては4.49%の増加が確認できた。
【考察】
2021年と比較して2022年では供給不安定な状況は悪化しており、調剤業務への影響の大きさも明らかとなった。一方で入荷可能な他メーカー品の積極的な採用、患者へのGE変更後の自己負担金額減の説明、医療機関への情報提供など、様々な試みが各薬局にあったため後発品置換率は向上した傾向にあったと考えられる。薬局単位ではこの問題を抜本的な解決に導くことは難しいが、調剤業務に当たり、この問題と向き合い変化に対し対応していくことが、現在の薬剤師に求められる職能の1つである。