[SY3-基調講演] 地域に根差した薬局店舗の新しい価値を創造する―地域医療機関とかかりつけ薬局の新しい形を模索する―

平成27年に提示された「地域医療に貢献する薬局ビジョン」では、薬局の健康サポート機能、高度薬学的管理機能、そしてかかりつけ薬局としての一元的薬学管理や在宅対応、医療機関との連携が求められている。さらに、ここ数年の新型コロナウイルス感染症の影響下、急激にICT化が進み、オンライン服薬指導、電子処方箋など薬局業務が大きく変化している。すでに一般用医薬品はオンラインで購入が可能になり、このまま処方箋調剤もオンライン化が進めば、薬局に全く行かなくても医薬品を手に入れ、指導を受けることが可能となる。そのような状況下、薬局がその地域に店舗を構え営業することの意義や重要性をあらためて問い直し、これからの薬局店舗の新しい価値は具体的にどのように創って行けばよいかを考えてみたい。
薬局は、元気な住民から終末期の住民まで幅広くサポートができる医療提供施設である。従って、地域医療に貢献するための重要な観点は、薬局ビジョンにも掲げられた元気な住民の健康維持・増進のためのセルフメディケーションのサポート、病気の住民をサポートする継続的な薬学的管理、在宅療養を支える地域包括ケアへの参画の3つだと考えている。この観点をもとに、私達は薬局店舗に来局してもらうための新しい業務開拓を研究課題として進めてきた。「薬局薬剤師の継続的な生活指導を基に検体測定室を積極的に利用してもらう生活習慣病予防」「薬局でロコモティブシンドローム予防のためのトレーニング指導と測定会の実施」「処方薬服用済みPTPシートのリサイクル活動を利用した服薬指導」など、どれも薬局がその地域に店舗を構え薬剤師がそこに居る価値を高めることを目指した研究である。
今回は、私達の研究に協力していただいた薬局、医療施設から3つの事例を報告いただく。1つ目は、ドラッグストア内に地域住民向けスペースをつくり、そこで定期的な健康測定会や栄養相談会を開催している事例。2つ目は、病院と地域の薬局が連携して慢性心不全患者をサポートしている事例。3つ目は、高度薬学的管理の必要ながん患者を病院と連携して継続的にサポートしている事例である。これらの事例は、薬局がその地域に店舗を構え、覚悟をもって地域医療に貢献することを具現化した事例である。これらの事例報告を基に、地域に根差した薬局とはどうあるべきか、薬局の新しい形を一緒に模索したいと考えている。
薬局は、元気な住民から終末期の住民まで幅広くサポートができる医療提供施設である。従って、地域医療に貢献するための重要な観点は、薬局ビジョンにも掲げられた元気な住民の健康維持・増進のためのセルフメディケーションのサポート、病気の住民をサポートする継続的な薬学的管理、在宅療養を支える地域包括ケアへの参画の3つだと考えている。この観点をもとに、私達は薬局店舗に来局してもらうための新しい業務開拓を研究課題として進めてきた。「薬局薬剤師の継続的な生活指導を基に検体測定室を積極的に利用してもらう生活習慣病予防」「薬局でロコモティブシンドローム予防のためのトレーニング指導と測定会の実施」「処方薬服用済みPTPシートのリサイクル活動を利用した服薬指導」など、どれも薬局がその地域に店舗を構え薬剤師がそこに居る価値を高めることを目指した研究である。
今回は、私達の研究に協力していただいた薬局、医療施設から3つの事例を報告いただく。1つ目は、ドラッグストア内に地域住民向けスペースをつくり、そこで定期的な健康測定会や栄養相談会を開催している事例。2つ目は、病院と地域の薬局が連携して慢性心不全患者をサポートしている事例。3つ目は、高度薬学的管理の必要ながん患者を病院と連携して継続的にサポートしている事例である。これらの事例は、薬局がその地域に店舗を構え、覚悟をもって地域医療に貢献することを具現化した事例である。これらの事例報告を基に、地域に根差した薬局とはどうあるべきか、薬局の新しい形を一緒に模索したいと考えている。