第17回日本薬局学会学術総会

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シンポジウム

シンポジウム5
「がん啓発活動から地域連携まで:薬局薬剤師ができること」

Mon. Oct 9, 2023 9:00 AM - 10:30 AM 第1会場 (1号館2階 センチュリーホール)

座長:高橋 郷(国立国際医療研究センター国府台病院 副薬剤部長),長久保 久仁子(株式会社メディカルファーマシー 人材開発担当副部長 ミキ薬局日暮里店店長 管理薬剤師)

[SY5-1] 地域に根差した薬局薬剤師の取り組み

中島 美紀 (有限会社キムラ薬局 専務取締役・管理薬剤師)

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 当薬局は地域の特性上、面で患者さんを受け入れており、2年ごとの調剤報酬改定の荒波にもまれながらなんとか踏ん張っている保険薬局である。2016年日本癌治療学会で「がん医療ネットワークナビゲーター(以下がんナビ)制度」が始まり、たまたま受講した研修会でそのことを知ったご縁で薬局全体で取り組みを始めた。がんナビの認定取得にあたり、がん診療拠点病院のがん相談支援センターでの研修を通して顔の見える関係を作り、現在は地域連携室だけでなく病院薬剤部と連携して在宅で最期を過ごす患者さんにスムーズに寄り添うことが可能となっている。
 当薬局に来ているがん患者さんは全体の数としてはさほど多くない。そのような環境でがん患者さんに丁寧に寄り添っていく中で専門医療機関連携薬局(がん)、地域連携薬局を取得し現在は病院だけでなく、地域の保険薬局との横の連携を密にし、患者さんのかかりつけの薬局でできるだけ継続して治療をできるようにしている取り組みを実際の症例を挙げながらご紹介したい。
 またがんナビの認定を活かし、地域のがんサロンでの活動や、がん患者支援団体との連携で治療とともに様々な悩みを抱える患者さんに寄り添った取り組みやも行っている。プライバシーに配慮した設備構造も活かして「情報提供の場」としてがん啓発活動にも力を入れている。
 社会資源の少ない地域の中で保険薬局としての「場」を活かしながら患者さんに寄り添うことをシンポジウムに参加される皆様と共有、意見交換を行いたい。