[AP-11-B] 薬剤師の栄養療法に関する知識向上のための取り組みについて
【目的】かかりつけ薬局・薬剤師及び健康サポート薬局制度の創設、在宅医療の推進により薬剤師には薬物治療だけでなく栄養や食事等に関する幅広い知識が求められている。そこで、I&H株式会社では本社学術研修部主導で製薬メーカー、食品メーカーに協力を仰ぎ、栄養や食事等に関する勉強会を開催している。今回、勉強会についてアンケートを実施し、栄養や食事等に関する薬剤師の意識についての現状と課題について検討したので報告する。
【方法】調査期間は2023年10月18日~11月30日で実施し、調査対象はI&H株式会社に所属し、店舗での業務に従事する薬剤師とした。アンケート調査はMicrosoft formsを用いてオンライン同意取得が得られた研究対象者に対して実施した。調査項目は薬剤師経験年数、栄養や食事等に関する事項、勉強会の評価等とした。本調査はI&H学術研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】本調査は382名から回答を得た。経験年数は3年以上が82%であり、栄養や食事に関する相談をうけたことがある者は89%であった。勉強会の実施について知っていた者は45%であり、実際に参加した者は8%であった。参加できなかった理由は開催時間や業務上の都合の理由が70%であった。時間帯については参加できる時間帯ではなかったという意見が最も多かった。今後の勉強会への参加については参加したいと思うが75%であった。
【考察】勉強会参加率から、薬剤師の栄養に関する意識は低いことが示唆された。薬局は地域の健康情報の拠点として健康に関する相談やセルフメディケーションの推進が求められており、薬剤師も栄養や食事に関する幅広い知識が求められている。今後は告知の在り方、時間帯の調整やオンデマンド配信の検討により、参加しやすい勉強会を行ない、薬剤師の栄養に関する意識や知識を高めていき、地域の相談役としてのかかりつけ薬局、健康サポート薬局や在宅医療の推進に貢献していきたい。
【方法】調査期間は2023年10月18日~11月30日で実施し、調査対象はI&H株式会社に所属し、店舗での業務に従事する薬剤師とした。アンケート調査はMicrosoft formsを用いてオンライン同意取得が得られた研究対象者に対して実施した。調査項目は薬剤師経験年数、栄養や食事等に関する事項、勉強会の評価等とした。本調査はI&H学術研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】本調査は382名から回答を得た。経験年数は3年以上が82%であり、栄養や食事に関する相談をうけたことがある者は89%であった。勉強会の実施について知っていた者は45%であり、実際に参加した者は8%であった。参加できなかった理由は開催時間や業務上の都合の理由が70%であった。時間帯については参加できる時間帯ではなかったという意見が最も多かった。今後の勉強会への参加については参加したいと思うが75%であった。
【考察】勉強会参加率から、薬剤師の栄養に関する意識は低いことが示唆された。薬局は地域の健康情報の拠点として健康に関する相談やセルフメディケーションの推進が求められており、薬剤師も栄養や食事に関する幅広い知識が求められている。今後は告知の在り方、時間帯の調整やオンデマンド配信の検討により、参加しやすい勉強会を行ない、薬剤師の栄養に関する意識や知識を高めていき、地域の相談役としてのかかりつけ薬局、健康サポート薬局や在宅医療の推進に貢献していきたい。