第18回日本薬局学会学術総会

講演情報

シンポジウム

シンポジウム1
「これからの薬局経営はどうあるべきか」

2024年11月2日(土) 15:00 〜 17:00 第1会場 (1階 メインホール)

座長兼オーガナイザー:杉本 修康(株式会社わかば 代表取締役社長) 原 和夫(株式会社わかば 学術部 部長)

[SY1-2] 経営としての薬剤師・薬局
【薬剤師が見ているもの≠経営者として見えているもの】

水野 良彦 (前内閣官房 健康・医療戦略室 参事官)

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 今回の薬局学会学術総会での講演依頼を初めて受け、共演者の皆さんから予定されている講演内容を伺い、折角の時間ですので、薬局の最新動向や好事例など、この際に私も勉強させていただこうと思っています。共演者の方々、何卒宜しくお願いします。
 で、私のほうはということ、、、共演者の方々のお名前を拝見して、こりゃ安請け合いをしてしまったなぁと後悔しましたが(笑)、一度お引き受けした以上は、よほどのことがない限りは責務を全うせねばと気合を入れなおしました。ので、薬剤師でもない私としては、産業や経営や経済といった分野の行政に携わってきた経歴を踏まえ、経営目線や行政視点で、そもそも、、、よそから見ると、、、というような、共演者の方々のお話に立体感のある陰影や奥行きを感じられるアクセントを添えられればと思います。
 具体的には、自己紹介(起)のあとで、「なぜ目線や視点を変えるの?ー視点の違いの重要性ー」「そもそも薬剤師って?」「薬局ってそもそも?」といったイントロ(承)の後、「産業や経営を見てきた門外漢から見える一般的な医薬品や薬剤師や薬局の姿」「行政の専門家として分析する薬剤師や薬局が社会で果たしている本質的な機能」といった目線や視点を転換し(転)、「薬剤師や薬局の現在地と今後のあるべき目的地」「具体的には??」「薬剤師って?薬局って?ー薬剤師再考ー」「講演を振り返って」という小括をしたい(結)と思っています。
 主催者の方から聞くところ、非常に収容人数の多い会場だそうで、長時間にわたる講演や意見交換ですし、聴講される方もどんな方が集まるのかわからないこともあり、いったいどんな雰囲気になるのかわかりませんが、共演者の方々のお話を混ぜっ返すポジションからアプローチして、皆さんにとって新たな気づきのようなセレンディピティがあったり、経営されている薬局で応用してみようというようなインスパイアされることがあったりすると、参加者としてはとても嬉しい限りです。
 私にとって、この講演はこれまでの経験をまとめた集大成ではないと思っています。質疑の場で皆さんから更なる視点が積み上げられていくことで、このセッションが新たなステージに向かうためのスタートラインになり、皆さんとも新しいご縁を結べることを期待しています。会場の皆さんからの建設的な積極的な指摘やセッション後もご指摘のあった方々との意見交換をお待ちしています。