[P9 [C]] 大学キャンパスを実証フィールドとした研究推進の課題と展望
学際融合研究や産官学共同研究の推進において、研究者や様々なステークホルダーが多様な研究シーズに触れる機会を増やすことは重要である。一方、研究者にとって研究発信を目的とした記事動画作成、イベント実施等は研究時間を圧迫する等、大きな負担となる。そこで京都大学ではURAが中心となり、研究活動そのものを研究の可視化に繋げる仕組み作りとして、主に工学研究科が展開する桂キャンパスを研究の実証フィールドと位置付けた研究推進の取り組みを開始した。本報告では京都大学での事例を紹介しながら、実証研究の受け入れ承認体制の整備や学内外への広報等の課題を含め、キャンパス実証研究による研究推進の可能性について議論する。