8th RMAN-J Annual Conference

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賛助会員セッション

[J-1] 賛助会員(クラリベイト)

Tue. Aug 30, 2022 3:50 PM - 5:20 PM A会場 (展示室2)

3:50 PM - 5:20 PM

[J-1-01] 賛助会員セッション

【J-1】大学の「知の源泉」を生かす知財マネジメント戦略のありかた

*宮田 和彦1、根本 靖久2、飯田 香緒里3 (1. クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社、2. 国立大学法人 東北大学、3. 国立大学法人 東京医科歯科大学)

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URAには、市場や社会のニーズを把握して、研究者の持つ知財シーズやアイディアを製品、サービス、実装モデルに沿った形に落としこむ、知財戦略の立案が求められている。それには、どのような情報が必要であるかを把握して、その情報を入手し分析を行い、知財マネジメント戦略の最適化を図る必要がある。

 『アカデミア発創薬開発』には、研究、産学連携含む外部資金獲得、臨床研究、知財管理、薬事対応、技術移転、産学連携リスクマネジメント、起業等、専門的・戦略的かつ間断ない支援が必要となる。東京医科歯科大学のバイオ医薬品開発事例を用いて、URAの役割と大学の戦略(体制整備・人材配置、知的財産等)の重要性を紹介する。

『ニーズドリブン型医療機器開発』には、研究者の生み出す優れたシーズと、それを利活用できる新たなニーズのマッチングが重要となる。今回、ロボットアームで活用される視触覚技術を用いた眼圧計の企画をベースに、URAが伴走しながら工学から医療への橋渡し事例を東北大学から紹介する。その中でURA自ら知財戦略の立案や権利化、特許調査等も行っている。

 また、東京医科歯科大学の事例では、実用化研究を進める研究が学術論文からみる研究力としてどのように貢献していくかを、東北大学の事例では技術動向や先行技術に関する特許調査から見えるポジショニングについて、クラリベイトのコンテンツやデータベースを使って考察していきたい。

 URAが実用化に資する知財マネジメントを行うよりよい環境整備の一助になれるような議論を展開していきたい。