サイエンスキャッスル2016

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関西大会~高大連携で加速する研究の芽生え~

[3-2] 口頭発表(午後の部)

Fri. Dec 23, 2016 1:20 PM - 2:50 PM マリアンホール (マリアンホール)

2:35 PM - 2:50 PM

[O-12] 静かなる侵入者アルゼンチンアリ ー分布拡大への考察と行動学的研究ー

水野 珠那, 勝野 浩志 (岐阜県立八百津高等学校 自然科学部)

Keywords:アルゼンチンアリ

国内に生息が定着している各務原市など7か所で分布調査を行った。過去8年間の記録をもとに、分布拡大の様子や在来アリの生息状況変化などの調査を行い考察した。合成道しるべフェロモンを希釈し、フェロモンの濃度変化に対して行列ができる早さと方向性から濃度曲線を求めた。それをもとに最適濃度の合成道しるべフェロモンに対しての影響を、満腹時と空腹時で比較検討した。満腹になったアルゼンチンアリは敵対性が弱くなるものの、道しるべフェロモンの影響を強く受けるようになることがわかった。さらに、体表のにおい(体表炭化水素)の違いだけで敵対性を示すのかを調べるために、ろ紙に含ませた体表炭化水素を使って実験を行った。