[P-7] 甘利山の土壌環境調査Ⅲ
キーワード:リン酸イオン
甘利山はレンゲツツジの群生地として有名である。しかし,近年レンゲツツジの個体数が減少傾向にある。我々は土壌に原因があると考え,平成25年夏より土壌環境調査を行っている。今年度は,リン酸イオン,pH,含水率を調査している。リン酸イオンはモリブデンブルー法を用いて測定した。結果,一昨年の濃度が高く,今年の濃度は去年の濃度とほとんど変わらなかった。pHは年々減少しており,今年9月までの平均pHは去年の平均pHより0.5低下した。原因として土壌の腐食が進み,腐食酸が増加したからと考えている。含水比は今年4月から減少傾向にある。原因として気温が高くなったことにより,水分が蒸発しているからと考えている。