サイエンスキャッスル2016

Presentation information

関東大会~未来の実になる研究開発~

[4-2] 口頭発表(午後の部)

Sat. Dec 24, 2016 1:30 PM - 3:00 PM メイン会場 (4階TEPIAホール)

2:00 PM - 2:15 PM

[O-9] マウスは教え、学ぶのか

大友 沙羅, 西林 伶華 (東京大学教育学部附属中等教育学校 生物部)

ハツカネズミ(以下マウス)は超音波でコミュニケーションをとる事が知られている。本校のマウスの観察による所見から、マウス同士の仲間意識に焦点を当てた実験を行った。本実験では、檻の中と外に一匹ずつマウスを置き、自由に動く事の出来る外側のマウスの檻に触れる回数・時間、餌を食べた回数を計測した。その結果、外側のマウスが檻に触れている時間は、マウス同士が初対面である場合が一番長いという結果や、内側のマウスが既知の相手の場合に最も餌を食べる回数が少ないといった結果が得られた。これらの結果から、マウスは未知の相手に興味を持ちやすい事や、相手により食欲が変化する可能性がある事などを示した。