[2-5] ポスター発表（午前の部）

[P-5] 食品保存料ナイシンの有効的な利用方法に関する研究

畠山 千晴^1,2, 櫻田 洸介^1,2 (1.秋田県立秋田高等学校 理数科課題研究ナイシン班・生物部, 2.秋田県立秋田高等学校 生物部)

Keywords:バクテリオシン、抗菌ペプチド、食品保存料

ナイシンは乳酸菌が産生する抗菌ペプチドであり、食品保存料としてソーセージやハムなどに使用されている。グラム陽性菌には強い抗菌効果を示し、タイムやチモールによってその効果は促進される。グラム陰性菌に単独では抗菌効果を示さないが、シンナムアルデヒドを同時添加することで抗菌効果を示すようになる。ナイシンはコスト高で利用が進んでいないが、私たちは少量のナイシンでより効果的に抗菌を行うことができる条件を検証する研究を行ったので、報告する。本研究は東北大学飛翔型科学者の卵養成講座(JSTグローバルサイエンスキャンパス)、(公)齋藤憲三・山﨑貞一顕彰会の支援のもとで実施されたものである。