サイエンスキャッスル2016

講演情報

東北大会~地域に根を張る先端研究~

[2-5] ポスター発表(午前の部)

2016年12月18日(日) 10:00 〜 10:50 ポスター/ブース会場 (工学部あおば食堂DOCK)

[P-11] フリクションインクを消させない・復活させる研究

小野寺 拓真, 吉田 竜基 (宮城県気仙沼高等学校 自然科学部フリクション班)

キーワード:機能性色素、吸光度、フリクション

フリクションインクをこすっても消えなくする方法や消えたものを簡単に復活させる方法がないのか研究した。溶解性の予備実験を行い、水に溶解しやすいことが分かり、水溶液にして実験していくことにした。インク水溶液を酸性にしたものでは、90℃でも色が消えなく、逆に塩基性にしたものは60℃に達する前に変化した。このことから、酸性環境にすることで、こすってもインクが消えなくなる可能性がうまれた。しかし、紙に書いたインクを酸性にする方法は考えられておらず、今後さらなる実験が必要である。また、インクの化学的性質をさらに研究し、消色したものを復活させる方法について研究していきたい。