サイエンスキャッスル2016

講演情報

関西大会~高大連携で加速する研究の芽生え~

[3-7] ポスター発表(偶数)

2016年12月23日(金) 14:50 〜 15:30 第二体育館 (第二体育館)

[P-34] ホバークラフトの浮上に関する新たな発想

近藤 巧一2, 松井 龍弥2, 浜崎 慎士2 (1.大阪府立富田林高等学校 科学部 魚類班, 2.大阪府立富田林高等学校 科学部 ホバークラフト班, 3.大阪府立富田林高等学校 科学部 ホタル班)

キーワード:ホバークラフト、差圧、ものづくり

これまでの研究では,ホバークラフトのスカートの周縁部(「ブリム」と呼ぶ)が増大するほど,スカートのドーム部分(「クラウン」と呼ぶ)の差圧が低下したことから,ブリムに働く力があるのではないかと考えた。今回の目的は,ブリムの浮上力がどこまで増大するのかを調べ,少ない送風量で浮上力が得られる省エネのホバークラフトを製作することである。ブリムサイズの異なる7つの実験艇を製作し,クラウンの差圧と艇体を移動させるのに要する力を測定した。ブリム幅15㎝までは,クラウンの差圧が大きく低下し,ブリムに働く浮上力が増大したと考えられる。しかし,ブリム幅が18㎝以上になると,クラウン差圧の減少量が小さくなった。