サイエンスキャッスル2016

講演情報

関西大会~高大連携で加速する研究の芽生え~

[3-6] ポスター発表(奇数)

2016年12月23日(金) 12:30 〜 11:30 第二体育館 (第二体育館)

[P-43] 和蝋燭を科学する

青木 友志, 伊藤 凜々香, 浅井 優似, 浦部 彩香, 清水 梨奈 (京都府立鴨沂高等学校)

キーワード:文化、京都、蝋燭

京都の伝統工芸品の一つである和蝋燭について、その特長を科学的な視点で解明していくことを目的とする。和蝋燭は市販のパラフィン蝋燭と比べて明るさや火力では劣るが、今もって和蝋燭が重宝されるのは大きな特長が2つあるからと言われる。一つは、燃焼時の煤の少なさと払拭のし易さである。寺社の仏具や内装が長持ちしてきたのは、煤払いによって簡単に煤を払い落とすことが出来るためと言われている。もう一つは、炎の独特なゆらぎである。和蝋燭の芯は中心に空洞があり、これが癒やし効果のあるともされる独特なゆらぎを生み出すと言われている。これらの特長を科学的な手法で調べ検証することが、本研究の目的である。